COILとは
COILとは

COILとは

Collaborative Online International Learningの略。ICTを駆使した海外学生との地球規模のコミュニケーションにより、新しい観点や知識とより深い学びを得る教育方法です。

learning_model 仕組み

ICT

COIL型教育を通じて、学生は、「自分の頭で考え自らが行動する」といった社会で活躍するために必須のチカラを身につけます。大阪公立大学は、日本におけるCOIL型教育をリードする大学のひとつです。

benefits COILの利点

発見するチカラ

異文化の考え方に
触れることができる

創造するチカラ

実践的な英語力が
身につく

実現するチカラ

ICTリテラシーが
身につく

partnership 連携校

アンドリュース大学

アンドリュース大学 アメリカ合衆国

1874年にミシガン州南西部の町ベリエンスプリングスに設立された私立大学。約4800人の学部・大学院生が在籍。世界中から学生が集まり多様性の高い大学です。
アンドリュース大学

デラサール大学 フィリピン共和国

1911年にフィリピンの首都マニラに設立された私立大学。約16,800人の学部・大学院生が在籍。学生の自発的な活動が盛んな総合大学です。
アンドリュース大学

ハワイ大学 ー マノア校 アメリカ合衆国

1907年にハワイ州ホノルルに設立された州立大学。10のキャンパスから構成されるハワイ大学機構の中で最も規模が大きく歴史が長いのがマノア校です。約18,000人の学部・大学院生が在籍。研究調査機関としても有名で、多様な学術分野で質の高い教育が行われていることで定評があります。
アンドリュース大学

ンクルマ・クワメ大学 ザンビア共和国

1964年のザンビア共和国独立直後にカブウェ市に設置された教員養成校を母体とする公立の総合大学。約9,000人の学部・大学院生が在籍。教育学部を中心に、ザンビア全土の初中等学校で教鞭をとる多くの教員を輩出しており、同国の基礎教育を支える高等教育機関のひとつです。

教員の方へ

COIL授業導入の背景

ICT(情報通信技術)は 更なる進化を続けており、社会・経済システムもこのICTを活用できるような、変革が求められてます。大学教育においても同様で、COIL授業等で、進化しているICTを導入していくことが有効になっています。

導入方法

●同期型(Synchronous)と非同期型(Asynchronous)の2つの方法を応用する。

同期型 リアルタイムで直接接続する

  • テレビ会議
  • テレビ会議

テレビ会議、Skype、ZOOM など

非同期型 SNSや共有フォルダ等の利用

  • テレビ会議
  • テレビ会議

制作物をSNSで共有、コメント など

●教員/学生同士のコラボレーションを重視する(単なる遠隔教育ではなく「協働」を意識する)。

導入事例

大阪公立大学では、2021年度は9科目13クラスのCOIL型授業を実施しています。
連携先は、3ヵ国(米国・フィリピン・ザンビア)からの計8大学とタイアップしています。

COIL型授業の実践科目については、こちらをご覧ください。

導入のメリット

既存の授業への+αで実現できる

・課題発見・解決能力の涵養
・グローバルな視野の涵養
・異文化受容性の向上
・ITリテラシーの向上(ZOOM、SNS、G-suite、Microsoft 365等)

大学の教育力を高める

先方の大学にとってより良い教育は何かを意識し、国際的に通用する教育コンテンツを作成することが重要である。
また、学生達が互いに刺激し合い、高め合っていける環境が自然に出来上がる。

教育の質保証

海外の先生方とルーブリックを共同作成することによって、自分たちの大学を世界レベルで可視化できる。
即ち、海外から見て一つの指標になる。

ネットワーク効果

・階層的ハブ&スポーク構想
ネットワーク形成期においては、先に参入したものがハブになる。即ち、アジアのネットワークのハブになるチャンスである。

2019年度 授業実施例

経済学部で開講している「イノベーティブ・ワークショップ」 (IW) は、16名定員の少人数型演習科目で、グループワークによるアクティブラーニングにより、課題発見、解決能力を涵養することを目的としており、フィリピンのデラサール大学で開講されている開発経済学 (ECONDEV) の授業とタイアップしています。

所得、教育、健康、移民 (移住)、人口の5つの課題に応じて、各大学3名~6名程度の学生からなるグループに分かれて共同で調査研究を行います。 共有フォルダを通して文書などを交換する他、中間発表と最終発表をする際には、2つの教室をビデオ会議システムやWeb会議システムで繋いで合同発表会を実施しています。

課題発見・解決は、既存の社会環境のみをベースにしていると、学びにくいところがあります。日常的な授業の中で、異なる社会環境をベースとする海外の学生と同じ課題に取り組むという機会を設けることで、より効果的な成果が期待できます。

2019年の例として、IWでは全14回の授業で、内2回をフィリピンのデラサール大学と接続授業を行いました。
狙いは、マクロ経済学の視点で、日本とアセアンとの比較研究を行うことでした。

以下の5グループに分かれて共同で調査研究を実施。
学生たちは、授業を通じて、グローバルな視野で、課題を捉え、解決策を提案することを学びました。

① Inflation (インフレーション)
② Unemployment (失業)
③ Trade surplus/deficit (貿易赤字/黒字)
④ Policies on government spending and taxation (財政政策)
⑤ Policies on interest rates (financial policies) (金融政策)

なお、研究発表は、接続授業において、デラサール大学と共有されました。
  • 2019年度 授業実施例
  • 2019年度 授業実施例
  • 2019年度 授業実施例
  • 2019年度 授業実施例
  • 2019年度 授業実施例
  • 2019年度 授業実施例
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導入をサポートします!

  • 授業プラン

    授業プラン (教務的課題)

  • ビデオ会議システム

    ビデオ会議システム (技術的課題)

  • 大学間協定

    大学間協定 (事務的課題)

上記のようにCOIL導入のサポートをいたします。
いつでもお気軽にお問い合わせください!