グループ3(テーマ:地域コミュニティ)の
由比さんの研修日記をもとに
私たちも研修の様子を
体験してみましょう!!
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こんにちは!
2019年度デラサール大学との国内研修に参加しました、
商学部2回生の由比明音です!

サークルや課外活動として、
大学の国際系と地域系の団体に所属しています。
市大生の夏休みは約2か月間!
1回生の夏休みに1回生前期にできなかった英語学習ができる短期留学などのプログラムを探していました。
その時見つけたのがこのCOILの国内研修でした!

ほかの学生と一緒にこの研修を通して、
身近な社会問題に対し大学生の立場でできることを見つけたい、
そして福祉や公共についての知識を広げたいと思いました!!

期待と不安を胸に...いよいよあともう少しで研修がスタートです!
研修に臨む前に、担当教員の中島教授より
事前課題のお知らせがありました。
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インターンシップに関連する
公的資料(阪南市の概要について)を読み込み、
英語で説明・議論できるように準備しておきましょう!
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それでは、事前課題に取り組み、
しっかりと研修に取り臨みたいと思います!
13日間のバーチャル体験スタートです!

day 1
#オリエンテーション

デラサール学生と合流し、まずは全員でオリエンテーションに参加しました。

担当教員の中島教授

 

担当教員の布施先生

 

担当教員の小村先生

 

全員で集合写真も撮りました!

そして、市大キャンパスツアー♪

五代友厚像前にて

昨年の9月はすごく暑かったです。そのためできるだけ室内、屋内を通るようにし、経済学部棟から学術情報総合センター(大阪市立大学図書館)までだけでキャンパスツアーを行いました。昼食をとる前に、学術情報総合センターの2階の図書エリア、貸し出・返却エリアについて、そして5階のPCルーム、ラーニングコモンズなどを紹介しました。 午後には、阪南市役所の方より、阪南市概要と行政基礎についてレクチャーを受けました。英語による阪南市紹介、そして海と山どちらもある阪南市では季節ごとの楽しみがあることを教えてくださりました。

阪南市役所 木村美帆さま

夕方にはウェルカムセレモニーがあり、デラサール学生・市大生の自己紹介の後、簡単にデラサール大学の紹介もしてくれました。

デラサール大学についての説明

自由時間ではマニラやデラサール大学の写真を見せてくれ、マニラでの生活のことについて教えてくれました。

デラサール学生とお菓子を食べながらフリートーク中

 

集合写真

1日目の研修を無事に終えました! 阪南市役所の木村さまのプレゼン資料の写真を見ていると、阪南市が自然豊かで素敵なところだと知り、インターンとして実際に訪れることが楽しみになりました。会ったばっかりのデラサールの学生はみんな笑顔が素敵でフレンドリーでもっと仲良くなりたいと思いました!これから2週間頑張ろうと思いました!

day 2
#事前調査

研修2日目!今日はグループにて事前調査を行いました。 私の配属されたG3(3グループ)は大阪市立大学生2名、デラサール学生3名の5名から構成されたグループでした。 私たちのグループでは「地域コミュニティ」をテーマとしており、以下のトピックについて話し合いました。 *地域ボランティア活動について *まちなかサロン・カフェの意義や役割 *阪南市のまちなかサロン・カフェの実態 *調査内容とヒアリング質問項目の作成 ― 利用者向け、運営者・スタッフ向け *行動計画(訪問計画など)

G3 阪南市社会福祉協議会について、グループで事前調査の様子

日本とフィリピンの社会福祉についての違いについての意見交換をしました。

ほかのグループの事前調査の様子

地域コミュニティにおける人のつながりの支援というテーマのもと、研修先の阪南市行政経営室、阪南市社会福祉協議会、福祉部市民福祉課について事前学習を進めました。 阪南市の「地域コミュニティ」を主に支えているのは社会福祉協議会の職員さんや、ボランティアの方々です。今まで福祉系に関わったことがなかったため、社会福祉協議会とは何か分からず、COILの担当教員である小村先生やもう一人の福祉について詳しい日本人チームメートに教えてもらいながら調べていきました。

day 3
#インターンシップ1

今日からいよいよインターンシップが始まりました!   私たちのグループは、「阪南市社会福祉協議会」と、「あたごプラザ(舞校区福祉委員会)」へ行かせていただきました。   インターン先では主に阪南市の方々のお話を聞かせていただき、その後に私たちが事前研修で考えた質問に答えていただきました。   インターン先で阪南市の方からお話を聞くときは市大生が日本語を英語に訳し、デラサールの学生に伝えます。デラサールの学生が質問するときは市大生が英語を日本語にして阪南市の方にお尋ねする流れでした。   阪南市では午前と午後で2つのインターン先を回ります。それぞれ約2時間、1日4時間インターン先で慣れていない英語と日本語の訳をその場ですぐにしていたため、最初の一週間は朝起きた時、頭痛がしましたね。

あたごプラザの大会議室での質疑応答の様子

 

あたごプラザのボランティアの方との集合写真

「あたごプラザ」は約40ある阪南市まちなかカフェ・サロンの1つです! 昔幼稚園だった建物をリフォームし、近隣の住民の方たちが利用するカフェやカルチャー教室、子供向け図書の貸し出しを行っている場所です。すべてボランティアの方たちで運営されていますが、驚いたことに男性70名、女性30名の合計100名の方が交代で週5回朝から夕方まで活動していることを知りました。日頃のボランティア活動だけではなく、月に一度ボランティアの皆さんが集まり交流できる会が開催されていて、とても素敵な場所でした。   ~阪南市まちなかカフェ・サロンとは~ 阪南市では特に少子高齢化により高齢者の方の「孤立化」が進んでいます。それぞれのカフェ・サロンではだれでも参加できる健康促進や交流イベントなどがあり、気軽に高齢者の方たちが定期的に外に出る機会を得ることができ、閉じこもりや認知症などを防ぐことが期待されます。また、運営側は退職後ボランティアとして働くのは60代以上の健康な高齢者の方たちです。彼らは自分の住んでいる地域で社会貢献ができるというメリットがあります。

阪南市役所でのヒアリング

インターンシップ1日目を終えて、私は阪南市職員の方、あたごプラザのボランティアの方たちがお話してくださった内容すべての半分もデラサールの学生に伝えられなかったように思いました。私の英語力や福祉や公共・ボランティア関連の事業に関する英単語不足や、事前リサーチが足りなかったためです。 例えば、社会福祉協議会(Social welfare council)、民生委員 (Public welfare officer)、介護分野においての要介護者と要支援者の違いなどをもう少し調べておけばよかったです。 この1日目の失敗から、次の市大での事前キャンプ・リサーチのための時間では、あらかじめ関連する英単語を調べておき、阪南市の方たちのお話をできるだけわかりやすく、簡単な日本の福祉についての知識を補いながら訳せるようにしようと思いました!

3Gのメンバーと小村先生と一緒に昼食をとりました☆
阪南市市役所から徒歩3分、職員さんのおすすめ中華料理屋さんです!

day 4
#インターンシップ2

インターンシップ2日目です! 今日は「エプロンの会」と「朝日会いきいきサロン」に行かせていただきました。   「エプロンの会」は「誰もが気軽に出入りできる交流の場」や「健康を維持させる介護予防の場」を作ることを目標に様々な福祉活動を行っている阪南市まちなかカフェ・サロンです。市民の手作り作品展示即売や近隣の農園収穫物の販売をボランティアだけで運営し、売り上げの何%かを収入にする持続的なNPO法人です。   デラサールの学生がフィリピンにも農園収穫物の販売を行っている団体があることや、家庭菜園者との交流が行われていることを教えてくれました!   今回お話を聞かせてもらった団体はホームページなどに掲載されている情報が多くはなかったので、実際に行ってみて話を聞いてみることで調査できました。

「エプロンの会」ボランティア活動についてヒアリング

「朝日会いきいきサロン」での利用者の方との交流

「朝日会いきいきサロン」では、最初は医療関係の方の健康についての説明を年配の参加者の方と一緒に聞き、そのあと参加者の方たちとのフリートークに参加させてもらいました。フリートークでは、時間が許す限り、多くの参加者にデラサールの学生と市大生のペアで分かれて話を聞きに行きました。一人暮らしをされており、子どもたちが遠くに住んでいる方がほとんどでした。それぞれのインターンシップ先の職員やボランティアの方たちがおっしゃっていた阪南市のお年寄りの状況が実際にどのようなものか知ることができました。 デラサールの学生たちと年配の利用者の方たちでお互いの家族や町の話をし、このフリートークは研修中でも楽しかった思い出のひとつです!

day 5
#中間キャンプ1

今日はいよいよ中間キャンプです!   以下のテーマにおいてプレゼンを行いました。 *地域福祉の現状と課題 *社会福祉協議会の役割  -持続可能性(資金、人材…) *日比の福祉比較   私たちのグループは、阪南市まちなかカフェ・サロンについて発表しました。   発表に臨むまで、まちなかカフェ・サロンのような場所に行ったことがないフィリピンの学生にはどのようにして発表したらインターン先の現状などが分かりやすく伝わるか、考えました。

G3 中間発表の様子

 

中間キャンプの様子

day 6
#京都観光

今日は土曜日なので、研修参加者みんなで京都へ行ってきました♪ 京都の三十三間堂、国立博物館、組紐や将棋のストラップの手作り体験をしました。

京都国立博物館の前での集合写真

 

映画「君の名は」にも登場した、日本伝統の工芸品である組紐作成中です。

  前回の研修参加者である先輩方がガイドをしてくれました。 一日で京都を満喫できるプランだったです。京都観光のときは参考にさせていただきたいと思いました!

day 7
#神戸観光

日曜日もフリーだったので、デラサール学生と一緒に遊びに行きました☆ デラサールの学生が神戸に行きたいということでしたので、神戸観光に行ってきました。 灘の白鶴酒造資料館や神戸ハーバーランドに行きました。

この2日間朝から晩まで一緒だったため、みんなの距離がすごく縮まりました!

 

day 8
#中間キャンプ2

今日は2回目の中間キャンプです!   以下のテーマにおいてプレゼンを行いました。 *インターンシップ1,2のまとめ、改善点整理 *他地域のカフェ活動成功事例の調査 *改善策の作成、KPIの提案(仮説)

3G 発表の様子

day 9
#インターンシップ3

今日は3回目のインターンシップに行ってきました!   今日は「COCOいこっと」と「あたごプラザ」に行かせていただきました。   「COCOいこっと」は若者から高齢者まで幅広い引きこもりの方の居場所づくりを目的とした支援団体です。阪南市の社会福祉協議会からの依頼や、引きこもりの方の家族からの相談でこの施設に相談に来る方がいますが、それは多くの引きこもりの方の内のごく一部に過ぎないそうです。カウンセリングを行うスタッフは引きこもりの方の話を聞き、相談にのるそうですが、あまり寄り添いすぎると心身に不調をきたすそうです。そのため相談やカウンセリングの技術は勉強しなければならないそうです。                                                                   そして、今回二回目となる「あたごプラザ」に行きました。阪南市自体が大阪の中でも高齢化が進んでいる場所で、利用者とボランティアの平均年齢は10歳ぐらいしか変わらず、将来今のボランティアの方がサロン利用者になりボランティアを担う人がいなくなってしまうという問題点がありました。そのため新たにボランティアを増やす必要があります。しかし、あたごプラザの開館時間は日中であるため、現在は60代以上の仕事を退職した人たちがボランティアに参加している状態だそうです。ボランティアの平均年齢は74歳だそうです。

day 10
#インターンシップ最終日

いよいよ最後のインターンシップの日です!   午前中は阪南市役所の一室を借りてプレゼンづくり、午後は市役所の方、社会福祉協議会の方体の前で発表しました。内容は阪南市まちなかカフェ・サロンのボランティアの高齢化などの現状と問題点、それに対する解決策です。デラサールの学生たちが英語で発表し、それを訳すというものをしました。プレゼンの最後にフィリピンからの学生である彼らから、フィリピンの社会問題解決をメインとする福祉団体の紹介がありました。   職員の方たちとの討論では、実際に阪南市に来てみてどうだったか、それぞれのまちなかカフェ・サロンに対する意見などを話しました。市役所の方から、ボランティア活動が盛んなフィリピンにとってボランティアに対する意識について質問がありました。彼らによるとフィリピンでは子供の時からボランティア活動をする習慣があり、デラサール大学などの私立の学校では特にボランティア活動を課題として出すところが多いということでした。   今日で阪南市でのインターンシップは終わりです。明日からは最終レポート発表にとりかかります!阪南市の皆さんありがとうございました!

〜ここで少し番外編☆〜

平日の放課後には、大阪城や難波にも行きました! 難波では道頓堀周辺に行き、プリクラを取ったり、お好み焼きを食べたりしました。 デラサールの学生のアコモデーション(宿泊先)にお邪魔し、たこ焼きパーティーなどもしました。食べ終わった後はみんなで歌って踊って、テラスでゆっくり話をしました。

day 11
#事後キャンプ

今日はいよいよ研修の大詰めである「事後キャンプ」の日でした!   これまでの学習、経験、考察を日本語と英語でそれぞれまとめ、SIレポートを作成しました。   日比二つの視点を比較し、読者にも共通理解を得られるレポート(日本語版と英語版)をそれぞれ両大学の学生で作っていきました。

各グループでのSIレポート作成の様子

day 12
#最終報告会

そして、今日はいよいよ最終報告会の日です! これまでの学びを他のグループにも発表しあい、学びを共有し深めあいました。

最終報告会の様子

  他のグループとは同じ阪南市内でも全く別のワークをしていたので、最終報告会のときに他グループの活動内容や学びを知り、全体で共有することができました。

3Gのメンバーと一緒に記念写真(修了証をもらいました☆)

 

最後に市大生とデラサール学生、そして先生方と一緒に全体写真を撮りました!

day 13
#チェックアウト

あっという間に研修が終わり、とうとうデラサール学生とお別れしなければならない最終日を迎えました。   関空に見送りに行きました!2週間朝から晩まで一緒にCOIL研修をうけたり、遊びに行ったりしていたので、お別れするのが本当につらかったです。空港で撮った写真はみんなどこか寂しそうです。次は私たちがマニラに会いに行くと約束してお別れしました!

空港での写真

この研修では「地域コミュニティ」について学べた以外にも、大切な友達が15人できました。   留学や海外に興味を持つ方たちに国内研修COIL Educational Tourはすごくお勧めです。  研修後の私自身の変化、阪南市の良さ、一緒に研修を受けた仲間の大切さ、このバーチャル体験だけではお伝え出来ないことがたくさんあります。ぜひ実際に体験していただきたいです!皆さんがCOILで特別な2週間を過ごせることを願っています☆

素敵な仲間たちと一緒に過ごした日々

13日間のSIGLOCバーチャル体験、
お疲れ様でした!
先輩のSIGLOC日記はいかがでしたでしょうか?
さて、次にSIGLOCに参加するのは、
あなたの番です!!
みなさまのご参加を、
心よりお待ち申し上げております。
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